著作権保護期間が満了した所蔵作品の画像公開のライセンスについて

 

(20180904追記)PDで公開している事例をご教示いただきました。

 ありがとうございます!

togetter.com

 

 (20180905追記)古典籍をflickrで公開しているU-PARL(アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門)の事例をご教示いただきました。

U-PARL » 【報告】アジアンライブラリーカフェno.002 古典籍 on flickr!~漢籍・法帖を写真サイトでオープンしてみると~

www.jstage.jst.go.jp

こちらの報告書を読むと、論理的な正着はPDだがCCが現実的には有効な選択肢である、という現状(苦悩?)がよく分かります。

古典籍の資料画像にCCライセンスを付けるということは,存在しない著作権を部分的に放棄すると宣言することになるのである。

 もちろん,このことはすでに広く認識されており,その上でなお,多くの古典籍の資料画像にCCライセンスが付されている。デジタル資料の利用条件を示し,適正な利用を促すことのできる一般性のある表示方法が他にない現状では,現実的な選択であるように思われる。U-PARLがCCライセンス表示を選択したのもこの判断によるものである。

 

(20181128追記)愛知県美術館が早稲田システム開発のI.B.Museum SaaSを用いたコレクション検索を公開。PD作品は申請不要で自由に複製・再配布可。ただし「お願い」のかたちで所蔵者名、トリミング・改変の表記と、利用者側での第三者権利のチェックを求めています。

jmapps.ne.jp